★第2回がるこれポエム大会★


■テーマ1:食物連鎖(※ドラッグすると表示)

●愁
『タコをさばく』

目と目の間に包丁を入れる
タコは触手を此方へ伸ばす
私はそれを振り払い、更に包丁を奥に入れる
次第に触手が動くことを止める
力を入れ、目と目の間の肉を裂く
するとタコの白い肉が見える
目を取り除く
タコの皮を剥いでいく
吸盤の牙も取り除く

さぁ さばいたタコで何を作ろうか

●我流
『つながる生命』

草や果実を虫が食う。
その虫をカエルが食う。
カエルをヘビが食う。
ヘビをトリが食う・・・

そうやって弱い者は強い者の栄養になっていく。
この世は弱肉強食なのだ。
弱い者がいないと強い者の存在は成り立たない。
弱い者は強い者の養分になる。
弱い者のいのちはどこへゆくのか?
それは強い者の血となり肉となる。
そういうものなのだ。
弱い者がいて、それを食う強い者がいる。
食物連鎖はそうやって成り立っている。
ニンゲンは食物連鎖の頂点に立つ種族だ。
なんでも食えるものは食う。
世界のバランスを壊している罪深い生き物。
だが我々も生きていかないといけない。
生命として生まれたからには生きる権利がある。
私たちはこれからも、ありとあらゆるモノを食し、
世界のバランスを崩壊させながら生きてゆく。
それは罪深いが仕方のないことなのだ。
でも、いちいち言えとは言わない。
ただ、心の片隅で考えるべき言葉がある。

いただきます。

ごちそうさまでした。

いのちは、つながってゆく。


■テーマ2:タバコ(※ドラッグすると表示)

●愁
『不意に』

不意に空を見上げた
刹那、込み上げてくるのは感情
次第に頭を過ぎった記憶達
心は泣いている 顔は笑っていた

口に加えた煙草はあの時と変わらない
変わってしまったのは一体

『pause』

行き交う人の匂いに惹かれて
つい 立ち止まってしまう時がある
何処かで嗅いだ 懐かしい記憶
手を伸ばせば届きそうで
手を伸ばしても届かない

不意に胸のポケットを弄って
好きな味の煙草を加えた
「そうだ」と立ち止まった
忘れていたよ
あの頃の匂いが私を包む

●我流
『俺たちゃタバコと共に存り』

俺様はヘビースモーカー。
空気を吸うようにタバコを吸う。
灰皿の容量なんて全然足りないぜ。
気がついたら山積み。そんなモンだ。
タールが体に悪いって?肺が黒くなる?
ガンにならないか心配じゃないかって?
そんなこと気にしてタバコが吸えるかよ。
今いい気分になれりゃ、それでいいのさ。
俺たちゃそういう気分屋さん。
タバコは命の次に大事だね。
タバコがないと始まらねぇ。
タバコが無くなると気分はイライラ。
重度のニコチン中毒だししゃーないね。
高校生くらいのガキんちょが、
タバコをカッコイイって思っちゃうよね。
そう!タバコはカッコイイ!!
まさにシブい大人ってカンジだね。

オシャレでタバコを吸うヤツも、
タバコが好きで吸うヤツも、
俺たちゃ仲良しスモーカー♪
喫煙所でも盛り上がる♪
コーヒーがあればなおイイね♪
みーんな肺は真っ黒さ♪
ガンになっても自己責任♪
俺たちゃタバコと共に在り♪


■テーマ3:正義(※ドラッグすると表示)

●愁
『行い』

私は掲げる 私は宣言する
この世を良い未来へと変える為に
この世を不満等ないものにする為に

だから
私にささげ物をしないさい
私を崇拝しなさい

この世をより良い場所へと変える為に
この世を住み心地をよくする為に

当然
私以外に之を行える者などいないだろう
私だけが之を行える者であろう

そんな私を崇めなさい 称えなさい
神と呼びなさい

唯、唯一の正義なのだから

●我流
『マイジャスティス・ユアジャスティス』

俺がジャスティスだ。
いいえ私がジャスティスよ!
わしがジャスティスじゃ。
僕がジャスティスだって!

みーんなジャスティス。
てかジャスティスってなに?
ジャスティス、それは正義。
正義のヒーローがいつも正義か?
そんなことはない。
正義のヒーローも蟻を踏み潰す。
蟻にとってヒーローは悪だ。
正義は誰にもあるのだ。
本物の悪というのは存在するのか?
いいや、悪人にも正義はある。
普段悪いことをしていても、
家に帰ると優しいパパかもしれない。
そんなもんだ、正義ってそんなもん。
自分にとって大切な誰かのために、
正義を貫ければそれでいいんだ。

君にもあるだろう?
大切なジャスティス。


■テーマ4:日常(※ドラッグすると表示)

●愁
『RPG』

血を流した争いが在った
幾多の人が行方知れずの世界の話だ

不意に宿した自分の力で、果ても無い旅に出た馬鹿がいる
どうやら、果てしもない程世話が好きな野郎らしい
誰かに声をかけられると、つい其方を向いてしまう
争いが起きれば、身を投じて
我が身なんて後の事
そんな馬鹿にも悲しい過去があった
仲間の裏切りで愛しい恋人を亡くしてしまった
悲しみに明け暮れたソイツは友に支えられて立ち直る
「これじゃアイツが報われない」と
馬鹿は一つの決心をした
「人を救える人になりたい」と

馬鹿は一にも二にも困っている人を探す
そして、悩みの種をひたすら解決する

・・・
なんて、こんな妄想を風呂の中でしてる日々

●我流
『かさねていく○○』

なにげなく送る日々。
かわらないようでどこかかわっていく。
カレンダーのページがめくれるたびに、
毎日さりげない変化がある。
それを楽しめるかって重要だね。
・・・そういえば、
僕は昔どんな顔をしていたのだろう。
大体しか覚えていないなぁ。
昨日と今日では変化なんてないのに。
いつのまにか全然変わってしまった。
自分が昔どんな顔をしていたかなんて、
写真がないと分からないくらいに。
もうどれくらい過ぎ去ってしまった・・?

それくらい残酷で、素敵。それは・・・


■テーマ5:(※ドラッグすると表示)

●我流
『そのときを』

楽しいな♪
嬉しいな♪
よかったな♪

少女は今日も無邪気に喜ぶ。

そのときは、いつかやってくる。
それまでを、ただ楽しむ。
恐れている、そのときがやってくるまで。

●愁
『無題』

彼は言った
「死すれば之、悲しむ」と
彼は言った
「死すれば之、安らぎ訪れん」と

願うだろう 望むだろう
之、其々が想う事

彼は応えた
「さすれば訪れ・・・」

吐息が途絶えた


■テーマ6:(※ドラッグすると表示)

●我流
『存在』

どこから沸いてくる?
なぜここにいる?
気がつけばなぜか・・・

●愁
『生きる』

私が歩んできた道のりに間違いはないのだろうか
いつか、子供の頃に正義を掲げていた頃
あれだけ悪を憎んで、悪を嫌悪して
自分ができる正しいと思える事を思ってきた

いつしか時は経ち、私は大人へと変わる
心の何処かで眠っていた嫌な感情が蠢く
汚い物へ手を出し、汚い行為もしてきた

ニュースは今日も流れる
「〜市で犯人が逮捕されました」

私は今日も生きている
誰かと会話しながら
何かを食べながら


■テーマ7:(※ドラッグすると表示)

●愁
『歌舞伎町』

夜の街へと繰り出す
煌びやかなイルミネーション
見渡せば人の山
歩けば誰かにぶつかりそうだ

不意に背中から声が聞こえる
「おねぇさん、お茶しない?」
また今日も男に声をかけられた

「そうね、そう見えるのね・・・」

男を丁重に断ったなら、私は行きたい場所がある
私を夢の世界に連れて行ってくれる あの場所へ
さぁ 今日もはしゃぎましょ?

●我流
『十人十色』

それはわたしを包み込む。
それはわたしを彩る。
それはわたしを表現する。

かわいいね。
きれいだね。
おとなっぽいね。

言われて嬉しいその言葉。

いつだって気分は早代わり。
誰もが持ってる魔法のアイテム。

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