『今日から僕はポセイドン』

梅雨の時期は嫌いだ。(シン
僕は濡れるとなぜか勃起するからだ。(我流
さきっちょはもう濡れ濡れで、下手すると半ズボンから飛び出すくらいだ。(シン
恐る恐る濡れた部分を手で触ってみると、若干ねちょってしている。
出てはいけないモノが出ている。僕は直感でそう感じた。(我流
血??!!!?!?なぜ・・濡れていたのはさきっちょから出た大量の血だった。(シン
ねちょってしてるのは、それがケフィアだったからではなかったのだ。
僕はその血で着ていたTシャツに「ちんこ」と書いた。「これでよし」(我流
意識が朦朧としてきたが、下半身のほうは元気いっぱいであふれる血で足元に水溜まりができてきている。(シン
その水溜りをよく観察してみると、恐るべきことにその中で3人の小人さんが水遊びをしているではありませんか。(我流
小人たちはまるで、遊泳が許可されたばかりの海に来たカップルたちのようにはしゃぎまくっている。(シン
僕はその小人達を足で踏み潰し、完全に見なかったことにした。若干断末魔のような叫び声が聞こえた気がした。(我流
靴の裏にべったりとこびりついた小人の残骸を足元の血で洗うが、なかなか取れない。
その間にも先っちょからの流血は止まらず辺り一面血の海になっていた。(シン
僕は泳いだ。無我夢中で。僕はそのとき新大陸のことしか頭になかった。今となってはそう思う。(我流
新大陸には普通に泳いで行ける距離ではないので、さきっちょから出る血をジェット推進のように使い加速していく。(シン
その途中で、僕は嵐に見舞われた。空は雲に覆いつくされ、雷も鳴っている。波はものすごい勢いで僕を流していく。
おぼれるっ・・!そんなことが頭によぎった瞬間、僕の目の前に陸が現れた。「し、新大陸じゃあああああ!!」(我流
海岸に足を乗せるとそれは巨大な亀だった。
先っちょからは僕のさきっちょの500倍はあろうかという血が大量に出て、僕を押し戻そうとする。(シン
「なんだ、新大陸じゃなかったのか。ぼくちんちょっとしょんぼり・・」などと言ってる間に僕は竜宮城に着いた。(我流
竜宮城では、鯛やヒラメが盛大にさきっちょから血を流しながら、「僕の顔をお食べ」と切り身が出てきた。
僕は「気持ち悪いから食べれないよ」と言いながら、生ごみ用のポリバケツに入れた。(シン
乙姫さまが僕にイキナリ玉手箱をくれた。正直ちょっと怪しかったので僕はそれを乙姫様に投げつけた。
・・・と思ったら乙姫様がその瞬間BBAと化したのでちょっと笑ってしまった。「プププww」
「なんてことをしてくれたんだ!」乙姫のダンナがでてきて僕は莫大な金額の慰謝料を請求された。(我流
ダンナの先っちょからの血の流れがナイアガラの滝のようになっていたので、ダンナの怒りは半端ないのが分かった。
よく見ると服に「ぽせいどん」とマジックで書いてある。(シン
「それ密かにプレミアついててヤフオクで3万円で売ってたやつやんか!!」僕は興奮を抑え切れなかった。
僕はかなり無理やりにその服を奪い取った。僕はその服を着て「今日から僕がポセイドンだ!」と叫んだ。
新しいポセイドンのうわさはすぐに海中に知れ渡り、僕は時の人となった。でも出血多量で翌日死んだ。(我流

Fin

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