『世紀末おむつ大戦』

俺は今、決断を迫られている。(我流
彼女とのデートに着ていく服についてだ。(シン
彼女とは昨日付き合い始めたばかりでまだ趣味がわからない。(我流
彼女はレイヤーで特にエヴァのプラグスーツが気に入ってるらしく、普段でもそれを着て歩いている。(シン
それに対し俺は普段園児服を着ている。おむつはいつだってかかせない重要アイテムだ。
実のところ赤ちゃんプレイが好きなのだ。でもそのことは流石にバレるワケにはいかない。(我流
ただ、昨日二人でいい感じのイタリアンに行ったとき、バッグからはみ出したおむつをみて、
彼女がいぶかしげな表情を浮かべていたのにはひやひやした。(シン
今すぐにでもおむつに履き替えたい衝動に駆られるが、デートの待ち合わせはちょうど30分後。
このままでは俺の性癖が彼女にバレてしまいそうだ。それだけはなんとしても避けねばならん。(我流
俺は決断した、外漏れがしないおむつを履いて行こう、
もしホテルに行くようなときがあれば、ズボンと一緒に脱げばどうにかバレないかもしれない。(シン
俺は外漏れのしないおむつを装備し、その上から園児服を着ておもむろに家から飛び出した。
待ち合わせ場所に三輪車で颯爽と現れた俺は、先に着いていた彼女に後ろから声をかける。(我流
待った?」俺は彼女に聞いた。「全然」
そう言った彼女は1500CCのBMWバイクに乗って、相当高い位置から俺を見ていた。心なしか冷たい視線が感じられる。(シン
その刹那、けたたましいエンジン音が頭に響く。そう、彼女は俺めがけてバイクで突進してきたのだ。
俺はなすすべもなく轢かれ、15メートルくらい後方に弾き飛ばされた。「ぐえ」
朦朧とする意識のなか、彼女の口から、「死ね」ボソっとそう聞こえた気がした。(我流
その時、ちびった俺の尿がおむつに吸収されたのを感じて、
やはりW吸収・横漏れ防止はすごい、自分は間違ってなかったんだと確信した。(シン
そんなことを考えてる間に、彼女は俺に向かって気円斬を繰り出した。俺は真っ二つになった。
最後に俺がみたのは、ニヤリと笑いおでこに6個の点があるハゲた彼女の顔であった。(我流

Fin

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