『カスをくれ』

俺は鳥。最近コペンという車を購入した。命の次に大事な嫁だ。(我流
ある日、いつものようにコペンでドライブしようと思い、運転席に乗った瞬間、どこからともなく声がした。
「ちょっと!座るときはもうちょい優しく座ってよね!」女の声がした。が、コペンには俺しか乗ってない。(アキ
あっそうだ。最新型対話機能付カーナビを昨日付けたんだった。まさかシートに座る衝撃すら会話にするとは。
さすがカロッツェリア。度肝抜かれたぜ。(鳥
「もう!まともに運転できないのこの鳥頭!教習所からやり直したらどうよ!」
・・・うわぁひどい毒舌だぁ、俺の華麗で優雅なドライビングを理解できないのかポンコツめ!
・・・あーアキえもんボイスのカーナビに変えようかなぁ。(しび
よくみるとナビのサイドに「あき」というボタンがあったのでおそるおそる押してみた。
ガチャコン。なんか下んとこの穴からカプセルがでてきた。よくみるとちっちゃいアキちゃんが入っている。
「だしてぇ〜〜」「なんとw」俺は歓喜した。(我流
俺はすぐさまそのカプセルを開け、小さいアキちゃんをシートにそっと乗せた。
すると開口一番「あ〜暑かった!酸欠でぶっ倒れるかと思ったよ・・・助けてくれてありがとう!」
いやいやちょっと待て、何で小さくなってるんだ?
「アキさん、どうしたんですか?どうしてそんなに小さくなっちゃったんですか?」
「あぁ、これ派遣でやってるのよ。時給1200円」(アキ
うわぁ体犠牲にして1200円は過酷だなぁ・・・と考えつつちっちゃいアキさんを眺めて堪能した。
妖精みたいで可愛い。運転どころの騒ぎじゃなくなってきた。その辺に停めなくては。(鳥
俺は近くの浜辺に駐車した。(しび
そしてムッツリな俺は指でミニアキちゃんのスカートをピラっとめくった。「やん///」
色は純白だった。「イヤッホオオオオオオオオウ!!!」(我流
俺は興奮を抑えきれなかった。
するとアキちゃんがおもむろに俺の太ももまで走ってきて、俺の睾丸に思い切りダイブした。(アキ
「あぁぁ痛いけどありがとう!!ほんっとありがとう夢がかなっt」「うるさい変態!」
もっと俺の股間周辺はいじめられた。ちっちゃいアキちゃんの攻撃力は思ったより低く心地いい。
股間に女の子の顔がある・・・考えると射精モノだ。(鳥
突如、目が眩むほど輝きだし急なことで目を閉じてしまった。
しばらくしてとてつもない強打を股関部に炸裂し目を開けると・・・!(しび
アキちゃんは等身大サイズになって俺を押さえ込んだまさに願ってもない状況になっていた。
「あ、やば、スモールライト切れちゃった!」
俺はしばらくして重い口を開いた。「・・・カスだ。カスをよこせ!」(我流
「そんなものあんたなんかにやる訳ないでしょこのど変態アブノーマルマゾヒストがぁっ!」
等身大になったアキちゃんは俺の睾丸に膝蹴りを食らわして、車から降りて帰っていった。
俺はただ微かなうめき声をあげてうずくまるしかできなかった・・・。(アキ
でもこのことのおかげで俺は1ヶ月はおかずに困らなかった。(我流

Fin

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