『ぼくのえほん』

俺は今とんでもないことに挑戦しようとしている。(我流
ベランダから近所の川に飛び込んで水滴を飛ばさないで着水するというものだ。
これが難易度が高そうで俺の興味をそそってきた。(鳥
それからというもの、川だけじゃもの足りなくなり山に登ることにした。(ゆい
でもやはり川が恋しくなり、俺の初ダイブは川にすることにした。
心の準備が整った俺は、ベランダの淵に立ち、鳥のように飛び立った。
「アイキャンフラーイ!!!」ガッ。ベランダの淵に足がひっかかった。
俺は見る見る間に頭から落下していき、アスファルトの地面に激突した。脳みそちょっとでた。(我流
この程度の脳みそなら手で引っ込めるだろう。
そう思い押し込んだら思いのほかうまく治ったのでどうでもよくなった。
そういえば飛び降りたのは14階からだったけど、よく生きていたと我ながら関心。(鳥
でも、なぜ生きているのか不思議になって、鏡を見ていたら化け物の顔になってしまった。
俺は自分が怖くなって外に飛び出した。外に出ると周りからびくびくとされて俺は・・・(ゆい
これまでにない快感に浸った。「なにこれ超ぎんもぢいぃ〜!!」白いうみがちょっとでた。(我流
これはこれは・・・ちょっとどころではない。
ティッシュ4、5枚じゃとても足りるとは思えない量が出てきた。元気でござる。
ノーハンドでこの快感、異次元である。(鳥
なにがおこったのかわけもわからなくなり自分の学校に戻ることにした。
みんなに怯えられ俺はだんだん頭がおかしくなってしまった。
(そっか俺化け物になったんだ)その場で泣き叫ぶと妹が近寄ってくる。くるな、近づくな!!!(ゆい
俺は妹をあっというまに体内に取り込み、超可愛い生きモノに変態した。「きゅるる〜ん☆」(我流
まて、脳内では日本語を思い浮かべれるが、口走れば全て「きゅるる〜ん☆」である。
意思疎通ができないのは非常に困る。詰みゲーなのだろうか。可愛さで媚売って拾ってもらおう。(鳥
そう考えたが拾ってくれる人はいなかった、妹を飲み込みますます化け物になってくる俺。
だれか僕をとめてくれ!そう思ったところだった一人の女性が近づいてくる。(くるな、がるるるぅぅ!)
「大丈夫怖がらないで、私はあなたのことを知らせにきたの。」(俺のこと・・・?)(ゆい
その刹那、俺の身体はその女性をまたもや身体に取り込んだ。俺はでかいまんじゅうになった。
一体彼女は俺に何を伝えようとしていたのだろう?(我流
こうして意思が誰にも通らなくなり、まんじゅうと化した俺は
誰が捨てたかは謎のままだが不法投棄物として扱われ、処理された。
焼却炉行きである。痛覚が冴え渡り気絶してる間に消滅してしまった。まんざらでもない人生であった。(鳥
・・・おしまい。あーたのしかった!やっぱりえほんかくのってたのしいね!
おおきくなったらえほんさっかになろう。あぁ、しょうらいがたのしみだなぁ・・・
たけし(5)は作ったばかりの絵本をポリバケツに投げ捨てながらそう思った。(我流

Fin

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